サークルライン全線開通にちなんで。

1987年に初めて南北線(赤ライン)が開通して以降、増え続けるMRT駅。
2010年に環状線(黄ライン)の半分が開通し、2011年10月8日で残りの半分も開通。
どんどん延びる印象のMRTですが、今後もさらに延びますよ。


<ダウンタウン線(Downtown Line)>
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チャイナタウン駅周辺の工事。何の工事かと思われる方もいますが、これは地下鉄の建設です。
MRTダウンタウン線(Downtown Line)が通ることになります。

・まずは、チャイナタウン(Chinatown)駅と、西北部のブキ・パンジャン(Bukit Panjang)駅を結びます。
現在建設中で、2013年開通予定です。
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図の青い点線・鎖線のラインです。

・次に、チャイナタウン(Chinatown)駅とエキスポ(Expo)駅を結ぶ予定です。
工事は既に始まっているようで、2017年開通予定です。
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図の青い破線のラインです。

北東線、環状線と同じように、完全自動運転、無人運転。路線は全て地下にできる予定です。


さらに・・・
<トムソン線(Thomson Line)>
ウッドランズ(Woodlands)とマリーナベイ(Marina Bay)近くを結ぶ計画です。
市街地のビジネス街からアンモーキオ(Ang Mo Kio)周辺を通って、北部までつながります。
途中、シンミン(Sin Ming)、ケブン・バル(Kebun Baru)、トムソン(Thomson)、キムセン(Kim Seng)を経由します。
2018年開業予定。

<東地方線(Eastern Region Line)>
マリーナベイ(Marina Bay)とチャンギ(Changi)を結ぶ計画です。
途中、タンジョン・ルー(Tanjong Rhu)、マリンパレード(Marine Parade)、シグラップ(Siglap)、ベドック・サウス(Bedok South)、アッパー・イーストコースト(Upper East Coast) を経由します。
2020年開業予定。


<東西線(East West Line)の延伸>
現在は西端の終点となっているジュークーン(Joo Koon)駅から、さらに4駅延ばします。
トゥアス(Tuas)、トゥアス・クレセント(Tuas Crescent)、トゥアス・ウェスト(Tuas West) 、トゥアス・リンク(Tuas Link)の各駅ができます。
この辺りは工場が建ち並ぶ場所で、通勤の利便性を考えたものです。
2016年開業予定。


<南北線(North South Line)の延伸>
南の終点となっているマリーナベイ(Marina Bay)駅のさらに南に、マリーナ・サウス(Marina South)駅ができます。


現在、チャイナタウンだけでなく、リトルインディアやリバーバレー、ブキティマロードなどあちこちで工事が行われていますが、まだまだ「至るところで工事中」は続きそうです。
コンドミニアムなどの工事も多く、工事中が多いこの国の景観は、日本の高度経済成長を思い出すようだとよく言われます。
いずれはシンガポールのMRT路線図も、東京の地下鉄みたいに複雑になるのでしょうか。


参考:
Downtown Line
Other Rail Projects
(陸上交通庁(Land Transport Authority)のサイトより)

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